四国を代表する観光都市愛媛県松山市。
市内人口50万都市(2024年現在)には、歴史、文化などが調和した魅力的な観光名所が点在。
代表的なのは、松山城・道後温泉・夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台・正岡子規ゆかりの地など様々な観光スポットが目白押し!
今回は2泊3日の旅行で松山市を楽しんできましたので、
おすすめのモデルコースと観光スポットを、1日目~3日目の全3部作でご紹介します。


伊佐爾波神社 06:30‐06:50
宿泊所の目の前にある神社に早朝散歩。
道後温泉駅前からまっすぐ道が続く先にある高台の神社。
伊佐爾波神社(いさにわ)
日本三大八幡造り一つとしてしられ、創建の詳細は不明。
現在の社殿は1667年に再建され、国の重要文化財に指定されている。
八幡造り
日本の神社建築様式の一つ。
前後に配置された2つの建物を相の間で連結し一体化した造りの事。
因みに日本三大八幡造りは、
大分県の宇佐神社・京都府の石清水八幡宮・愛媛県の伊佐爾波神社が挙げられる。

(画像は社殿へと続く階段。高台にある朱色の建物が楼門。)

(画像は階段上段からみえる道後温泉街。階段から道後温泉駅までまっすぐ一本道!)

(画像は楼門。近くで見ると鮮やかな朱色。)
階段を登りきると、楼門が見え奥には社殿があります。
楼門から左右に回廊があり一周ぐるっと回れるようになっていますよ。

(画像は回廊にある騎馬武者像。源頼朝らしい。)

(画像は文化財の八幡造り。回廊からは前後で連結している様子を見れます。)
早朝散歩としては丁度よい運動。
階段は135段(自分で数えてみました)あるので、階段が苦手な方は無理しないように。
松山観光2日目モデルコース
道後温泉→松山城→道後温泉「飛鳥乃湯」
にぎたつ会館 09:45
天気は観光日和!
2日目も楽しんじゃいましょう。
道後温泉の街並みを散策しながら駅まで歩いて行きますよ。
道後温泉に観光に来たなら、ここは外せない超有名観光スポット!
日本最古といわれている道後温泉本館の公衆浴場。
こちらの歴史ある道後温泉本館は、長年の老朽化により修繕工事がされ2024年に修繕工事完了。
これだけ紹介してきてなんですが。。。道後温泉本館は3日目に実際に入浴してきましたので、詳しくご紹介しようと思います💦
本日午後には、道後温泉を代表するもう一つの公衆浴場「飛鳥乃湯」をご紹介するのでお楽しみに!


(画像は道後温泉本館又新殿。全国唯一の皇室専用浴場。)

(画像は道後温泉本館。上には白サギが見える。)

(画像は道後温泉本館正面入口。観光客でごった返している。)

(画像は道後温泉駅。駅前は賑やか。)
坊っちゃん列車 10:45
寄り道しながら道後温泉駅前に到着。
駅前にあるレトロな坊っちゃん列車。
実は展示品ではなく、実際に現役で運行していて乗車できます。
坊っちゃん列車
2001年に運行開始の松山市内を走る観光列車。
運行状況:土日祝のみ運行・1日6本
路線:道後温泉→大街道→JR松山駅前
運賃:大人1,300円 小児650円
※乗車はチケット制(道後温泉駅で購入可能)、定員なり次第売り切れ。定刻より早めの乗車チケット購入をお勧め。
坊っちゃん列車の詳細は外部サイト(伊予鉄公式ホームページ)で確認してみてくださいね。
明治時代の蒸気機関車がモデルで、駅員さんも当時の制服を再現。
ネーミングは皆さんの想像通り、夏目漱石「坊っちゃん」にちなんで命名。
運行本数は、伊予鉄路面電車に比べると少ないですが、タイミング合えば乗る価値あり!

(画像は坊っちゃん列車。蒸気機関車風ですが、現在はディーゼルエンジンみたいです。)

(画像は道後温泉駅ホームに停車している坊っちゃん列車。一両しかないので、このぐらいの待ちの列で車内は立つことになる。)

(画像は坊っちゃん列車内。木目と白熱電球がいい味出してます。)
道後温泉駅から大街道まで約10分、坊っちゃん列車で移動します。
大街道 11:00

(画像は大街道駅。一番町のスクランブル交差点。)
一番町のスクランブル交差点には、人・路面電車・車が行きかい賑やか。
観光中の昼食なら大街道周辺がおすすめ。周辺には飲食店が所狭しとあり食べたいものが見つけやすい!
昼食 鮨 小椋 11:20
昼食は、大街道駅付近にある「鮨小椋」へ。
郷土料理の鯛めしが有名ですが、ここはあえて寿司を選択。

(画像は昼食の写メとり忘れ💦お得ランチ1980円食しましたよ。)
昼食を食べエネルギー満タン!これから松山城へいざ歩いて登城。
松山城天守へのアクセスは、徒歩かロープウェイ(リフトもある)の2択。(今回は徒歩を選択)
昨日夜の経路と同じ様に、松山ロープウェイ商店街を歩いていきます。
松山城登城道入口は、ロープウェイ乗り口を通り過ぎ少し先にある。

(画像は松山城初代当主の加藤嘉明像。ここでお出迎え!)

(画像は東雲口案内板。加藤嘉明像を過ぎてすぐ。)
松山城 観光 12:25-14:45
松山城
日本の代表的な平山城で、江戸時代初期に加藤嘉明によって築城されました。
標高132mの城山山頂に本丸があり、裾野には二之丸史跡庭園や三之丸が広がっています。
現存12天守の1つで、天守を含む21棟が国の重要文化財に指定されており、歴史的価値が高いです。
天守は1854年に再建されたもので、現存する中で最も新しいとされています。
東雲口 登城道 12:25

(画像は東雲口。急勾配な階段が!)
ここから松山城本丸広場まで登城スタート地点。
入口が東雲神社の境内になっているみたい。
東雲神社
文政6年(1823年)松山藩11代藩主、松平定道によって創建。
昭和20年(1945年)松山空襲で社殿が焼失。昭和48年(1973年)に現在の社殿が完成しています。
※社殿の写真がなくてごめんなさい💦

(画像は東雲神社境内。ここが分かれ道。直進が社殿、左が登城口。)
東雲口から少々階段を登ると。。。左側に松山城への登城道が出てきます。
ここから舗装された坂道をグングン登って行きますよ。

(画像は登城道案内板。)

(画像は登城道。舗装されていて歩きやすい。)

(画像は登城道にある城山公園の地図。現在地から松山城までそんなに遠くなさそう。)

(画像は登城道。頭上にはリフトが見える。)

(画像は登城道。見た目より勾配きつい!)
ロープウェイ山頂駅『長者ヶ平』 12:40

(画像は登城道。ロープウェイ山頂駅『長者ヶ平』の合流地点。)
ここが登城道からの徒歩とロープウェイ山頂駅の合流地点で人で混雑ポイント。
ここから先は松山城の本丸エリア。
本丸を囲むようにある石垣から順々に各門を通過し、本丸広場・天守と目指していきます。

(画像は登城道。前方には松山城の石垣が見える。)

(画像は石垣。下から見上げると圧倒的な存在感!写真映えスポット。)

(画像は戸無門。昨日の夜と比べ人が多い。)

(画像は戸無門を抜けた先の丘から見える絶景。松山市の全景が見渡せる。)
松山城 本丸広場 12:50
本丸広場
松山城の高台に位置する広場。
広場にはベンチや木陰があり、観光客が休憩したりご当地のお土産・軽食や景観を楽しめます。
※広場にある城山荘売店で伊予柑ソフト頂きました。心地よい酸味と程よい甘さがありご当地グルメでおすすめ!
そして広場からは天守を間近で眺められ、写真撮影スポットとしおすすめエリア。

(画像は本丸広場から見える天守。)

(画像は屏風折れの石垣。この物量の石垣を積み上げたと思うと感心する。)

(画像は本丸広場奥にある天守チケット売り場。)
松山城 天守
大人 520円
小人 160円
開城時間:9時~17時※季節により変動あり
定休日:12月第3水曜日
※詳細は外部サイト松山城公式ホームページで確認してみてくださいね。
(画像は松山城登城記念符。歴代城主の家紋をあしらったデザイン!)
チケット売り場で販売してました。旅の記念にどうぞ。
1枚300円・一人2枚まで。

(画像は天守周辺案内図)
案内図を見ると分かりますが、一ノ門から中央にある天守まで曲がりくねった道筋を通っていくことになります。
天守の特徴でもある敵からの防衛の役割が良くわかりやすい。
天守に攻め入る気分で城門を通過して歩いて行きますよ。

(画像は一ノ門からの見える天守。中央の天守が近くに見えるが。。。敵からの防衛のため真っすぐに行けない造り。)

(画像は天守広場。天守入口の開けた場所。)
一ノ門から順に曲がりくねった道をニノ門・三ノ門・筋鉄門と通過し天守広場に到着。
道は登りや階段で少しきついが、一ノ門から歩いて10分ぐらいなのでちょうどいい運動になる。
天守入口 13:05‐13:50

(画像は天守入口。)
松山城天守内部は江戸時代の建築様式を残す貴重な空間で、柱や天井などの木材も当時のまま保存されている木造3層3階構造。
天守内には歴史資料や武具などが展示、体験コーナーもあり。そして天守最上階には松山市をの絶景を楽しめる人気展望エリア。
天守内は土足禁止。スリッパに履き替えてから見学します。

(画像は天守内の廊下。思ったより広く造られている。)

(画像は壁板に打ち込まれている和釘。木材が割れる為、先に穴を空けてから和釘を打ち込むみたい。熟練の宮大工の技術!)

(画像は火縄銃体験コーナーにあるレプリカ。シルエットがかっこいい!)

(画像は刀の重さ体験。実際持つと想像よりズシリと重い。。。本物?)

(画像は天守最上階展望エリア南側。本丸公園、市役所など松山の中心都市が見える。)

(画像は天守最上階展望エリア東側。中央付近に道後温泉が見えるみたいだが。。。。肉眼ではムリゲー。)

(画像は天守最上階展望エリア。有料望遠鏡使うと世界が変わる!おすすめ!)
飛鳥乃湯は有料望遠鏡で見ることが出来ましたよ!残念ながら道後温泉本館は周りの探すことが出来ず。。。
天守内部の一番の見どころは最上階からの眺望!←天守一番のおすすめスポット!
周りに遮るのもがなく一望できるので、観光名所など見つけるのが楽しく結構長いできちゃう。
松山城を一通り楽しんだ後、帰りはロープウェイで下山。
せっかく日本最古と言われる道後温泉に来てますので、観光が終われば次は温泉タイム!
昨日は日帰り入浴「椿の湯」をご紹介したしたので、本日はもう一つの日帰り入浴「飛鳥乃湯」に行きたいと思います。
これから道後に戻り日帰り入浴「飛鳥乃湯」に向かいますね。
東雲口 ロープウェイ 砥部焼水琴窟 14:45
東雲口ロープウェイ乗場にある砥部焼水琴窟。

(画像は砥部焼水琴窟。陶器の甕は全国的に珍しいみたい。)
水琴窟
地中に埋めた空洞や伏せ甕(かめ)に水滴を落とし、その音を反響させて琴の様な音色を楽しむ仕掛け。
体験したことない方は、ぜひ音色を聞いてみてくださいね!

(画像は水琴窟。竹筒から神秘的な音色が聞こえる。)
伊予鉄大街道乗車し道後温泉駅で下車。
ここから歩いて5分程のところにある日帰り入浴施設「飛鳥乃湯」へ。
飛鳥乃湯 15:25‐16:55 おすすめ
飛鳥乃湯
建物には飛鳥時代の建築様式を取り入れ、館内には愛媛の伝統工芸を演出した源泉かけ流し日帰り温泉入浴施設。
営業時間:6:00~23:00
大人入浴:610円(小人300円)※入浴のみ
浴槽:広めの浴槽で10人以上は入浴可能(露天風呂あるが内湯より少々小さい)
アメニティ:シャンプー、リンス、ボディーソープあり
特におすすめポイントは、全国的に珍しい浴室内のプロジェクトマッピング。
浴室内にある砥部焼の陶板壁画を背景に万葉和歌の世界を音と映像で表現してます。
露天風呂には松山城にも使用している菊間瓦の行燈で万葉集の世界観が楽しめる。
そして飛鳥乃湯には入浴の他に2階には有料休憩処があり、温泉後もゆっくり満喫できる施設としておすすめ。
2階大広間休憩室+入浴 大人1280円(小人630円)
2階個室休憩室+入浴 大人1690円(小人830円)
休憩室利用の場合お茶、お茶菓子が付いてくるお得さ!

(画像は飛鳥乃湯。朱色と白のコントラストが鮮やか。)

(画像は飛鳥乃湯入口。ここで入浴券を購入。)

(画像はエントランス。和釘を使って制作した道後温泉のシンボル湯玉は圧巻。)

(画像は飛鳥乃湯2階大広間。ここで入浴後ゆっくりくつろげる。)

(画像は飛鳥乃湯2階大広間からの眺め。正面にある瓦屋根の大きな建物は椿の湯。)

(画像はお茶菓子。座敷、テラスどちらでも飲食可。)
本日の観光の最後は、飛鳥乃湯でのんびり過ごし終了。
2日目ともなると旅の疲れが蓄積されるので、夕方早めに宿へ帰ることに。
明日3日目の最終日は、道後一番人気の観光名所「道後温泉本館」を中心にご案内しますのでお楽しみに!
まとめ
坊っちゃん列車
1888年から67年間活躍した蒸気機関車をモチーフにしたディーゼル機関車。
列車の前方にある煙突と客車内のレトロな雰囲気は、乗車するだけでもノスタルジック気分にさせてくれて移動時間をより良い時間を提供してくれる。
乗車には土日祝日の1日6本運行と乗車には少しハードルが高いが、時間が合えば乗る価値あり。
※詳細は外部サイト伊予鉄公式ホームページで
松山城
すべての登城口をご紹介出来ませんでしたが、東雲口・県庁裏・黒門口・古町口の4か所ありどれも徒歩で登ることが出来ます。
その中でおすすめなのは、今回ご紹介した東雲口。
なぜならば、登城方法に関しては徒歩で登ることが出来るのはもちろん、そのほかにもロープウェイ・リフトなど複数の選択が出来ることが魅力。登城方法は今回の記事を参考にしてみてくださいね。
飛鳥乃湯
道後温泉に来たら一度は入浴してもらいたい日帰り入浴施設の一つ。
おすすめ利用は、「2階大広間休憩室+入浴 大人1280円(小人630円)」がコスパ良し!
源泉かけ流しの温泉から出た後も道後温泉の世界観をゆっくり堪能できる休憩処はぜひ利用してみてください!満足度が違いますよ。
次回3日目は、道後温泉本館や周辺グルメ・道後公園を中心にご紹介していきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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