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人気観光地箱根を歩いて散策!深沢銭洗弁財天から阿弥陀寺までの道のりをご紹介

塔ノ沢駅構内

人気観光地箱根!を歩いて散策
箱根観光の要である登山鉄道の駅、箱根湯本駅~塔ノ沢駅の中間に位置する函嶺洞門駐車場を拠点として、
函嶺洞門駐車場から塔ノ沢駅にある深沢銭洗弁財天を経由して、阿弥陀寺を目指します。

箱根は地形的に山間にあるので、全行程は基本登り坂が続きます。
さらには、深沢銭洗弁財天からの阿弥陀寺は登山道になっていて、最低限の登山装備が必要と思われます。
ですが、箱根人気観光地から少し離れているためか、人の混雑がなく穴場的な感覚で散策出来ますのでお勧めのコースですよ。

今回の往復全行程の時間は2時間程となっていまして、季節によって違いますが、その分の水、行動食などの準備をしっかりすることをお願いいたします。

全行程2時間

函嶺洞門 第一駐車場深沢銭洗弁財天阿弥陀寺函嶺洞門 第一駐車場

目次

函嶺洞門(かんれいどうもん) 第一駐車場 07:30

箱根にある函嶺洞門第一駐車場

住所 神奈川県足柄下郡箱根町湯本
トイレ あり
駐車台数 約10台

早朝駐車場に到着!
週末朝7時台の時点で駐車場はほぼ満車。
今回は第一駐車場に駐車できましたが、道路(国道1号線)を挟んで向かい側にも第二駐車場(約5台駐車可能)があり。

人気観光地エリアですので駐車場問題で不安な方は近くの有料駐車場か、
箱根登山鉄道の箱根湯本駅から歩いて来るのが良いかもしれません。

函嶺洞門第一駐車場 徒歩での行き方 『おすすめ!』
箱根湯本駅から徒歩で行く事が出来ます。
駅を降りたら、箱根駅伝で有名な国道1号線に出て塔ノ沢駅、函嶺洞門方面へ緩やかな坂道を歩く事約10分程で到着します。
歩く途中には、お土産屋さんや食事処などで賑わいを見せている商店街を通過するので、歩いても退屈しませんよ!

それか直接、箱根登山鉄道で塔ノ沢駅まで行き、駅を拠点として観光する方法もありますよ。

箱根ジオパーク案内板
箱根町エリアにあるジオサイトを紹介している案内板で、大涌谷や芦ノ湖などの人気エリアが目白押し!

箱根ジオパーク案内板

土木学会選奨土木遺産の案内板
みなさん選奨土木遺産って知っていますか?
簡単に言うと、土木遺産の顕彰を目的とし、2000年に認定制度を創設。
主に文化的な価値や貴重な土木遺産などを認定しているみたいです。

土木学会選奨土木遺産の案内板

函嶺洞門(かんれいどうもん) 国の重要文化財

国道1号線沿いにある函嶺洞門( 国の重要文化財)

選奨土木遺産
完成年 1931年
構造形式 鉄筋コンクリート造6連
長さ 100,9m
幅員 6,3m

箱根駅伝5区、6区で走者が走る際に見える場所でも有名な洞門。
現在は通行止めですが2014年まで通行できる状態でした。
洞門の上部には木々が生い茂り山と一体になっている形で静かに時を刻んでいます。

最初の目的地、国道1号線を塔ノ沢駅方面に歩いて行きたいと思います。

見ての通り、国道1号線沿いの歩道は道幅が広く歩きやすいです。

箱根国道1号線沿いの歩道

下を流れているのは早川で国道沿いに流れています。

箱根にある早朝の早川

塔ノ沢バス停
ここまでバスでも来れます。
さすが箱根、交通の便もいいみたい!

塔ノ沢バス停

レトロ調の橋が見えてきました。

千歳橋(ちとせばし)

箱根国道1号線にある千歳橋

選奨土木遺産
完成年 1933年
構造形式 鉄筋コンクリート下路式タイドアーチ橋
橋長 25,5m
幅員 9,0m

箱根玄関口の国道1号線に位置する旭橋、千歳橋、函嶺洞門の一つ。
箱根駅伝5区、6区で走者が走る場所でも有名な橋。
橋の上部が黒ずんでいるところは、長年の雨風にさらされていた為に出来た色でしょうか。歴史を感じます。
こちらの照明灯は洋風な造りだそうです。

緩やかな坂道を歩きながら10分程で到着。

弥八恵比須、大黒天境内入口 07:40

箱根国道1号線沿いにある弥八恵比須、大黒天境内入口

七福神の石造がお出迎え。
ここからは国道1号線を外れ、山道に入って行きますよ。

急勾配の石造りの階段を登ると見てて来ました。

社殿

高台にある弥八恵比須、大黒天の社殿

七福神で有名な大黒天、恵比須の二柱をお祀りされているみたいですね。

社殿裏を抜けると階段がありますので、登って行きます。

登り石段の遊歩道

少し歩くと分かれ道
箱根湯寮方面と塔ノ沢駅方面

箱根にある遊歩道の分かれ道

箱根湯寮方面
使われていない自動販売機と箱根湯寮の案内板

塔ノ沢駅方面
塔ノ沢駅徒歩3分の案内板

塔ノ沢駅方面へと進んでいきます。

箱根塔ノ沢駅方面の遊歩道

深沢銭洗弁財天の案内板ありました。
少し先の角を曲がると、、、塔ノ沢駅へと続きます。

遊歩道沿いにある深沢銭洗弁財天の案内板

箱根登山鉄道 塔ノ沢駅 07:55

箱根登山鉄道の塔ノ沢駅正面

こちらの駅は無人駅で駅員さんが居ません。
御手洗は駅舎の裏にありました。

そして駅を挟んで向かい側には銭洗弁財天が見えますよ。
さっそく歩道橋を渡り向かいたいと思います。

塔ノ沢駅ホームから見える深沢銭洗弁財天

トンネル上部のトンネルを登りながら渡ります。

塔ノ沢駅ホーム内の階段

レンガ造りのトンネルは時代を感じますね。

塔ノ沢駅脇にあるレンガ造りのトンネル

箱根登山鉄道の路線図と運賃表

箱根登山鉄道の路線図と運賃表

小田原から強羅までが登山鉄道で、強羅から早雲山までがケーブルカーの路線。

箱根は人気観光エリアの為、車はいつも渋滞してます💦このように公共交通機関が整っているのはありがたいです。

深沢銭洗弁財天 08:00~08:15

白い奉納提灯が特徴の深沢銭洗弁財天入口

住所 神奈川県箱根町塔ノ沢
トイレ(駅構内にあり)

塔ノ沢駅ホームにある弁財天。
歩道橋があるので上り下りどちらからでもアクセス可能。

提燈があるこちらが入口。
苔むしている石造りの鳥居がいい雰囲気を出してます。

目の前に見えるのが、深沢銭洗弁財天。
小さな池の中央にある小島に鎮座しています。

小さな池の中央にある小島に鎮座している弁財天

最初に弁天様にお参りをし、お待ちかねの銭洗い場!すぐ真横にあります。

銭洗い 弁天癒水

銭洗い場から流れている弁天癒水

こちらの水は弁天癒水(べんてんいやしのみず)と呼ばれています。
弁天癒水で手持ちのお金を洗って使うと金運アップなどのご利益があるそうです。

銭洗い手順

①備え付けのザルとひしゃくを手に取ります。

②手持ちの小銭をざるに入れます。
※欲張って小銭を入れすぎると落とす可能性がありますよ(^^;

③竹筒から出ている弁天癒水をひしゃくを使い、ざるにある小銭を良く洗い清めます。

④清めたお金が出来上がり。
※清めたお金は早めに使用した方が良いとされています。

プラざるにある銭洗い後のお金

銭洗いの弁天様奥には『中宮』『奥宮』がありますので、案内板に従って歩いて行きます。

深沢銭洗弁財天境内の道

ここが中宮かな?

深沢銭洗弁財天境内にある中宮

奥には小さな泉があります。

深沢銭洗弁財天境内にある泉と鳥居

さらに奥の朱色の鳥居の先が奥宮

洞窟にある奥宮

深沢銭洗弁財天境内にある洞窟内の奥宮

瀬織律姫之大神(せおりつひめ)
現地の由緒書きによりますと、
白ヘビの化身で複数の玉子を捧げ帰りに1ヶ持ち帰り食べると、薬として昔から喜ばれているみたいです。

岩をくり抜いたみたいな洞窟で、奥行きはありません。

ここ奥宮が深沢銭洗弁財天境内の一番奥側。

境内が線路脇にありますが、周囲が森に囲まれているせいか小鳥のさえずりや川のせせらぎの自然の音しか聞こえません。
その為、パワースポット的な役割をしているかも知れませんね。

深沢銭洗弁財天でお金を清め、癒された所で次の目的地『阿弥陀寺』へと向かいます。

阿弥陀寺へ登山開始

塔ノ沢駅にあるトンネル上の歩道橋から阿弥陀寺へと出発!

塔ノ沢駅ホーム内の階段

塔ノ沢駅にあるハイキングコースの案内図

塔ノ沢周辺のハイキングコース案内図

これによると、現在地から阿弥陀寺まで5分?文字が消えてて分かりずらいですが、、、多分違うはず。
一応事前に下調べしたのですが、塔ノ沢駅から阿弥陀寺までおよそ30分以上はかかるはず。

細い道の草木をかき分けて進む登山道
登山道は基本一本道で、道幅は人一人が通れるぐらいで狭いです。

草木で荒れているハイキングコース

杣の栖(そまのすみか)

ハイキングコースにある杣の栖案内板
杣の栖正面入口

登山道途中にあるお食事処でそば、うどんなどがあるみたいです。
お店のHPがありませんので詳細は不明ですが、こんなところにある隠れ家的なお店。

親切に阿弥陀寺への案内板が所々にあって迷うことはなさそう。

途中、住宅?通り過ぎ草木をかき分けながら進みます。

ハイキングコースにある阿弥陀寺案内板

5分程歩くと正規?の登山道に合流。
ここからは見ての通り急勾配な登りが続きますよ。

高い木々に覆われている阿弥陀寺へと続く登り

登山道は道幅は広いですが、勾配は急で本格的に登りが続きますよ!
全体的に石段造りになっています。

途中分かれ道がありますが、行き止まりのコーンがあり迷うことはなさそう。

行き止まり目印のカラーコーン

登山道は高い杉かな?木々に覆われているんで基本日影。
夏場など気温が高い日は、日差しを気にせずに登れそうですよ。

石段が続く登山道

大きな屋根の山門が見えてきました。

登山道にある阿弥陀山門入口

阿弥陀 山門 08:30

太い柱の重厚感がある阿弥陀山門

登山道にある大きな寄棟屋根が特徴の山門。
付近には特に休憩できるベンチなどはなく、このまま通過する感じかな。

急勾配の登山道
まだ続く石段の登り。そろそろいい汗かいてきました💦

急勾配な石段の登山道

途中の案内板
塔ノ沢駅から13分は休憩なしでの時間ですかね。およそ時間通りで来れますよ。

登山道にある塔ノ沢駅案内板

そうこうしているうちに、登山道の景色が変わりました。
ここからはアスファルト舗装の道と登山道の二手に分かれて並行しての登り。

登山道の分かれ道

右側のアスファルトは車道っぽいので、今回は左側の登山道で登って行きます。
なんか雰囲気的に、そろそろ阿弥陀寺に着くんではないかと思われたその先に、、、

杉並木にある緩やかな登りの石段

阿弥陀寺(あみだじ) 08:45~09:00

参道から見える阿弥陀寺の本堂

住所 神奈川県足柄下郡箱根町塔之沢24
トイレあり

塔ノ沢駅から歩いて30分程で到着です。
参道の先に見えるのが本堂。

こちらのお寺は琵琶の演奏でも有名で、現在でも一日二回演奏されているそうです。
琵琶の演奏には事前連絡が必要で、お二人からの受付になるそうです。
詳しく知りたい方は電話確認をお願いします。

重厚感がある阿弥陀寺本堂正面入口

ここ本堂のさらに先は塔ノ峰へと続く登山道になっているみたいです。

参道を歩いていると、多くの椿が植栽されているのが目につきますが、
現地の案内板によると
一株5,000からご寄付を受け付けていて、自分の名前の椿を植栽出来るみたいです。

阿弥陀寺境内にある自分の名が付く椿

轉法輪(てんぽうりん)

阿弥陀寺本堂にある木製の轉法輪

良くお寺で見る鈴のようなガラガラが変わっている形になっている!!

本堂前にある変わった轉法輪。
大きな車輪は木製で、その溝には糸?で繋いでいる多くの数珠のようなものがあり、
数珠を下に引っ張ると数珠が移動して音が鳴る仕組みです。初めて見ました!!
轉法輪を回す音がそろばんを弾く音に似ていて耳辺りが心地よいですよ。

そしてこちらの轉法輪の数珠を一周させると功徳が得られるとされています。

因みにお賽銭箱の上にあるガラガラの正式名称は本坪鈴(ほんつぼすず)や鈴と言うみたいです。
っていうか、初めて知りました、、、。

六道みくじ \200

阿弥陀寺本堂前にある顔の絵が描いてある箱の六道みくじ

轉法輪の真横にある、来世を占うことが出来るおみくじ。
せっかくなので1回引いてみました、、、

『人』人間界
今生きている人間界は心の持ちようにより地獄などの世界になるそうで、
仏法の教えを理解することで後生極楽住生を遂げるでしょうとあります。
心の持ちようは大事ですよね!

六道みくじの人間界

ここで参拝を終え駐車場へ戻ります。

函嶺洞門へ第一駐車場下山

阿弥陀寺から降る杉並木の登山道

下山途中から見た山門
一際屋根の大きさが分かります。

上から見た山門の大きな屋根

登山道を道なりにまっすぐ降ると、道路に出ました。
阿弥陀寺登り口案内板。

阿弥陀寺登り口案内板

アショカの道案内図。
現在地は中央あたりになります。

アショカの道の案内図

そのまま一の湯新館脇の下り坂を下って行きます。
時間が合えばこちらで立ち寄り湯もいいかも(^^♪

塔之澤一の湯前の道
塔之澤一の湯新館の看板

下りきると、弥八恵比須大黒天の黄色い看板があります。
看板の裏に回ると分かれ道があり

弥八恵比須大黒天の黄色い看板前の道

杣の栖方面
先程塔ノ沢駅から阿弥陀寺方面に行く途中にあったおそば屋さん。

杣の栖方面へと続く階段

塔ノ沢温泉方面
今回は塔ノ沢方面へ向かいます。

塔ノ沢温泉方面への道

コンクリートの坂道を少し下って行くと、、、行に見たことあるような自動販売機があるではないか!!
ここで行きの道と合流できます。(弥八恵比須大黒天境内)

塔ノ沢駅と弥八恵比須境内方面の分かれ道

あとはこのまま下って行き、国道一号線を出たら箱根湯本駅方面へ向かえば駐車場に到着できますよ。

函嶺洞門 第一駐車場 到着 09:35

阿弥陀寺からおよそ35分で到着。
帰りは山から下る形でしたので、行より早く到着しました。

まとめ

今回の記事では函嶺洞門第一駐車場から歩いて深沢銭洗弁財天、阿弥陀寺とご紹介してきました。
全行程で2時間程と、健常者ならばちょうど良い歩行時間ではないかと思います。
但し箱根の地形の特徴で山岳地帯になっていますので、登りが急勾配なところが多々あり、
その中でも特に塔ノ沢駅から阿弥陀寺へと続く登山道では、普段運動されていない方はキツイ登りとなると思いますので、
十分な登山装備で行く事をお勧めしますよ。
そして今回ご紹介した深沢銭洗弁財天、阿弥陀寺ともあじさいが有名なので見ごろの時期(例年だと6月中旬頃から下旬頃)に観光するのもおすすめですよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。

塔ノ沢駅構内

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この記事を書いた人

はむじろう®のアバター はむじろう® 一人広報者

家族で湘南暮らし。
普段は家業の商売をしています。

『行けば分かるよ観光地』をテーマに、
神奈川県、関東広域を中心に行って良かった!おすすめの観光地をご紹介するブログです。

横浜生まれ湘南育ちの『はむじろう』が
アウトドアメーカー勤務の経験を活かし、
ご当地のおすすめや歩き方、実体験を記事にしてご紹介!

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