丹沢大山国定公園は、神奈川県北西に位置し足柄上郡、秦野市、伊勢原市、厚木市などに隣接している山脈地帯。
1965年(昭和40年)には『丹沢大山国定公園』に指定。稜線部などの約1,867ヘクタールは特別保護地区として、動植物が厳重に保護されています。
今回は、丹沢大山国定公園を横断する県道70号線沿いの、おすすめエリア3か所をご紹介させてください。
前編
秦野市街、相模湾、富士山を一望できるスポットで有名な『菜の花台展望台』
修行に訪れた僧たちが、ここの水で身を清めたと伝えられる美味しい湧水の『護摩屋敷の水』
後編
2200年以上前に創建とされ、江戸時代より大山詣りで参拝されてきた奥宮まで登る登山口『大山登山』
大山阿夫利神社 裏参道
大山登山 1時間20分 大山山頂 1時間 ヤビツ峠レストハウス
ヤビツ峠
08:50ヤビツ峠(標高761m)は大山や塔ノ岳の登山口、ロードバイクでヒルクライムの聖地として有名!
周辺には売店、レストハウス、バス停、駐車場、公衆トイレと充実していて、休憩や登山の起点になる場所。
駐車場
09:00頃には駐車場は満車。車で来る方は早朝に!
それでも心配な方は、公共交通機関のバスを利用してね。
ヤビツ峠 バス停
ロータリーに駐車中のバス。細い林道を運行するバスにしてはデカい!!
秦野駅行の時刻表が、、、壊滅的!
平日は日に2本!週末は7本!!計画をもって利用しましょう
ヤビツ峠 売店
基本、土日祝の営業で峠にある唯一の自動販売機を設置。
公衆トイレ
現在トイレは改修工事中(2024年3月29日までの予定)。仮設トイレあり。
ヤビツ峠レストハウス 丹沢MON
暖炉があるソフトクリームが美味しいお店。
著者は『北海道プレミアムバニラ』美味しく頂きました。
大山登山下山後に食べる濃厚なソフトクリーム、、、五臓六腑にしみわたるおいしさ。ソフトクリーム好きにおすすめ!!
(※外部サイトへリンク丹沢MON)
(画像はTOMIスジャータシルクアイス 北海道プレミアムバニラ)
(画像はレストハウス前にある登頂スタンプラリー ヤビツ峠)
(画像はレストハウス前にある横浜国立大学 宮脇の森 スタンプ台紙押印)
大山登山
09:00レストハウス脇にある、大山登山道入り口。
山頂まで2,3㎞、歩行時間1時間15分(休憩なしの参考コースタイム)
登山道は土。午前中の日があたらない場所は霜柱が!!どうりで寒いわけだ。
童心に帰った気分で、霜柱をザクザク踏みながら歩いて行きますよ。
画像を使って、時系列で登山道をご紹介!
(画像は登山道にある霜柱)
(画像は登山道登りの階段)
(画像は登山道クサリ場)
(画像は登山開始から1,1㎞)
(画像は登山道にあるアイスバーン)
(画像は整備された木製の階段)
(画像は登山道にある残雪)
(画像は登山道にある氷柱)
(画像は登山道から見える丹沢山系)
登山道 三叉路
10:00(画像は三叉路)
登山口から登り始めて、約1時間。
斜め後方からは、大山阿夫利神社下社から登って来る登山者。
ほぼ真っ直ぐの道は、大山山頂方面への三叉路。
ここからは、下社組と合流になるので、登山客が倍増!!
今までは、ボッチ登山でしたが、みんなと一緒に登る感じに、、、力が湧いてくるぜ!
ここからは急登、大きな石がゴロゴロしていて足を大股に広げて登りますよ。登山の終盤でもあるので結構きつい!
(画像は石がゴロゴロしている急登の登山道)
銅鳥居 二十七丁目
10:05自然の中にある人工物の銅製鳥居がお目見え。大山登山もいよいよ佳境に差し掛かってきました。
登山道に鳥居があるということは、登山道になっている参道ということなのかな。
(画像は銅鳥居)
大山山頂 二十八丁目
10:15-10:40ようやく、石造りの鳥居と赤い屋根の前社が見えた!
ヤビツ峠の登山道から約1時間15分、アップダウンを繰り返してようやく登頂できましたよ。
3月の残雪の季節とあって登山客が疎ら。
(画像は大山山頂入口鳥居)
二十八丁目にある鳥居から前社、本社、奥社、絶景の眺望エリアと山頂をぐるりと回ります。
(画像は手書きの山頂地図)
山頂唯一の茶屋。食べ物、飲み物など販売、目の前にはテーブルと椅子がありゆっくり出来そう。
手前のシャッターが半分開いているが、営業しているか不明、、、。商い中の看板は出てる!
調べたら山頂の茶屋は営業時間10:00~15:00みたい。←間違っていたらごめんなさい💦
(画像は山頂唯一の茶屋)
大山阿夫利神社の御朱印頒布場所について
大山登山の目的の一つでもある御朱印。こちらの茶屋でも受け取る事ができますが、、、
茶屋入口の案内では、神職は不在で御朱印は下社で受け取るよう書かれています。
御朱印の頒布は、山頂本社、三麓社務所にて頒布しているみたい。
ただし、山頂本社で不在の時があるみたいなので、心配な方は出かける前に公式ホームページで確認すると良さそう。
(※部サイトへリンク「大山阿夫利神社公式ホームページ」)
茶屋の横には本社。
正面はガラス扉の引戸になっていて、山の神として知られている主祭神の大山衹大神(おおやまつみのおおかみ)が祀られています。
この日は、扉に鍵が掛かっていてお参りできず、、、残念💦
(画像は本社)
平塚、小田原方面の眺望。遠くには相模湾が見えるが、、、手前の針葉樹がなければなぁ。
(画像は本社から相模湾方面の眺望)
本社から数段階段を登ると到着する奥社。
御祭神は大雷神(おおいかずちのかみ)をお祀りしていて、火災や盗難除けの神として信仰されています。
(画像は山頂の一番高台にある奥社)
展望広場 標高1251,7m
(画像は山頂標識)
山頂で一番くつろげる場所。
テーブル、椅子が複数あり、登山客の大半はここで、広大な景色を眺めながら休憩出来るエリア。
著者もここでベンチに腰を下ろし、持参したパン、チョコレートなどの軽食を食べながらゆっくり。
周りの登山客は、湯を沸かしてコーヒータイム、湯煎したカップラーメンなど思い思いの時間を過ごしてましたよ。
(画像は展望広場エリアの様子)
展望広場から数段降ると、山頂唯一の有料トイレ。山頂まで来た方は大半の方は利用すると思いますが、トイレ前の景色はおすすめの絶景です。
画像では分かりづらいですが、関東平野を一望でき遠方にはギリみなとみらいまで見えるかな?!
上の展望広場より前方が開けて、風通しが良く!その分景色も
(画像はトイレ前から見える関東平野の眺望、遠方にはみなとみらい?!)
トイレ横を通り過ぎ、奥に見える鉄塔方面を歩いて行くと、絶景の富士が見れるちょっとした広場に出ます。
(画像はトイレ)
富士山眺望エリア
ここは山頂エリアの西斜面。残雪が多く残っていて、昼間は日陰が多く付近では一番寒く感じます。
寒くて人気がないのか、人がいない、、、。
(画像は山頂エリア西斜面の温度計。マイナス1℃)
ですが、山頂エリアでの眺望は個人的に一番いいかも!って思っています。なぜならここは、知る人ぞ知る富士山🗻絶好スポットなんですよ!
丹沢山系を一望でき、富士山も大きく見える?見える、みえる、、、のかな(´Д⊂ヽ
(画像は丹沢山系と見えるはずの富士山眺望)
(画像は大山山頂から見た景観)
以上、山頂エリアのご紹介でした。
このまま道なりに降ると、登りに通った銅鳥居に合流。このまま来た登山道で下山開始です。
(画像は銅鳥居へと続く登山道)
ヤビツ峠 バス停
11:40休憩なし、約1時間程で無事到着。
ヒルクライマーのロードバイク達がちらほら。
(画像はヤビツ峠バス停ロータリー)
まとめ
前後編でご紹介してきた、丹沢大山国定公園いかがでしたでしょうか。
後編では、大山登山を中心にご紹介してきました。
大山山頂への登山道
冬の3月、結構登山道には残雪が残っていて、日陰付近ですとアイスバーンが数ヶ所あり注意が必要でした。
数日前に雪が降り気温が下がると登山道の状況が一変するので、冬の登山では、事前に天気予報、冬用の必要な装備(アイゼンなど)を持参する方が良さそうです。
大山山頂エリア
著者は5~6年ぶりに今回山頂に登りましたが、随分綺麗に展望広場辺りが整備された印象を受けました。
しばらく登山していない方、初めての方!ぜひ山頂まで登ってみてはどうでしょうか。テーブル、ベンチ、階段など以前と比べ格段と使いやすくなってますよ。
長年の風雪被害、登山者の増加により山頂エリアの土砂流出がすすんだため、令和3年頃から頂上本社境内整備事業が行われて、令和4年頃に終わったみたいです。
(画像は頂上本社境内整備事業概要)
今回は残雪がある季節でしたが、おすすめ登山シーズンは春、夏、秋です。
記事が出るころには4月と春の訪れを感じる季節になるので、これからのお出かけの参考になれればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] […]