※本記事はプロモーションを含みます
※掲載内容は実際の体験をもとに作成しています
神奈川県・大磯町にある「照ヶ崎海岸」。
湘南エリアと聞くと、
- にぎやかな海水浴場
- サーフィン
- カフェ巡り
- 若者が集まる海辺
そんなイメージを思い浮かべる人も多いかもしれません。
ですが、大磯の海には少し違う時間が流れていました。
波音だけが静かに響く浜辺。
冬の澄んだ空気。
遠くに見える富士山。
そして、夕暮れにゆっくり染まっていく相模湾。
今回訪れた照ヶ崎海岸は“観光地”というより“静かな海辺の町”という表現が似合う場所でした。
この記事では、
- 海水浴発祥の地・大磯の歴史
- 照ヶ崎海岸の夕景
- デザイン灯台
- 新名所「結蛸」
- 大磯港周辺の散策
を、実際に歩いたルートとともにご紹介します。
大磯は「海水浴発祥の地」
神奈川県中郡大磯町。
相模湾に面した温暖な町で、明治〜昭和初期には政財界人や文化人の別荘地として発展した歴史があります。
そして大磯は、
「日本で最初に海水浴場が開設された地」
として知られています。
現在の湘南エリアの賑やかな海辺とは少し異なり、大磯にはどこか落ち着いた空気が残っています。
東海道線「大磯駅」からスタート

今回の散策はJR東海道線・大磯駅からスタート。
横浜駅から約35分。
小田原駅からは約15分ほど。
駅前は整備されたロータリーがあり、観光案内所や飲食店も並んでいます。
アクセスが良いため、車より電車の方が気軽に訪れやすい印象でした。
また、大磯駅周辺には海だけではなく自然を楽しめるスポットも点在しています。
特に隣駅の二宮方面には、早春になると約6万株の菜の花と富士山の景色が楽しめる「吾妻山公園」もあり、大磯観光とあわせて立ち寄るのもおすすめです。
菜の花シーズンに訪れた体験は、別記事で詳しくまとめています。
マジックアワー!黄色い菜の花が咲き誇る吾妻山をご紹介 | はむじろう® の行けばわかるよ 観光地
大磯駅前の観光案内所へ

写真は旧観光案内所。リニューアル後の新館は、旧建物の裏に移転し建て替えられた
駅前には観光案内所があります。
館内では大磯周辺の観光パンフレットが並び、スタッフの方も親切。
ここでは後ほど紹介する、結蛸のモニュメントに結ぶことが出来る『願イフダ』¥500の販売所にもなっているので、こちらで1ヶ購入
旅先でこうした地域ならではの文化に触れられるのも、大磯らしい魅力だと感じます。
大磯観光案内所【リニューアル】
場所は旧館とほぼ同じ場所の駅前にあります。
2025年4月1日から新しい施設での業務がスタートし、以前より広く開放感のある空間へとリニューアルされました。
館内では、
- 観光情報・宿泊施設の案内
- 各種イベント情報
- 観光マップやパンフレット配布
- お土産販売
- レンタル自転車貸出
などを行っています。特にレンタサイクルがあるため、海沿いや町歩きを楽しみたい人には便利な拠点になりそうです。
営業時間は、
9:00〜17:00
※休業日:12月29日〜1月3日
となっています。
旅先ではつい目的地へ向かいがちですが、最初に立ち寄って最新情報を仕入れておくと、思わぬ発見があるかもしれません。
最新の営業情報やイベント情報は、大磯町公式サイトでも確認できます。
大磯迎賓館|駅前に残る大正ロマン

観光案内所の向かいには、洋館建築が美しい「大磯迎賓館」。
大正時代に建築された歴史ある建物で、現在はレストランやブライダル施設として利用されています。
駅前に突然現れるクラシックな洋館は存在感があり、大磯の歴史を感じさせます。
海辺の町でありながら、どこか上品な空気が流れているのも大磯の特徴かもしれません。
北浜海岸へ向かう

大磯駅から海側へ歩くこと約15分。
西湘バイパス沿いにある北浜海岸へ到着します。
海へ近づくにつれて、潮の香りと波音が少しずつ強くなっていきます。
訪れたのは冬の平日。
人影はほとんどなく、広い浜辺には静かな時間が流れていました。
夏の湘南のような賑わいはありません。
その代わり、ここには“何もしない時間”をゆっくり過ごせる穏やかな空気があります。
ただ、冬は静かなこの海岸も、夏になると「大磯海水浴場」として多くの人で賑わいます。
明治時代、日本で最初の海水浴場として開設された歴史を持つ大磯の海。
海開きの時期には、家族連れや海水浴客が訪れ、穏やかな浜辺は一気に夏らしい表情へ変わります。
静かな冬の海を歩いていると、同じ場所とは思えないほど季節によって景色が変わることに驚かされました。

西湘バイパスの高架下には壁画が描かれていて、無機質なコンクリートの景色に彩りを添えていました。
そして海岸へ出ると、目の前には広い相模湾。
波は穏やかで、ただ波音だけが静かに響いています。
観光地として整いすぎていない雰囲気も、大磯の海らしい魅力に感じました。
津波避難タワーから眺める相模湾

海岸沿いには津波避難タワーがあります。
無骨なコンクリート造りですが、上まで登ると視界が一気に開けます。
東側には湘南の海岸線。
西側には大磯港。
高台から見る相模湾は想像以上に広く、海辺の町らしい開放感がありました。
大磯港と新しくなった OISO CONNECT

写真は旧OISO CONNECT(2026年3月1日閉店)ですが、建物自体は変わらず中のテナントが入れ替わりました
大磯港周辺には新たな賑わい施設が整備されています。
以前営業していた「OISO CONNECT」は閉店し、現在は新たな施設としてリニューアル。
館内には、
- DONあおばと食堂 (11:00~15:00)定休日なし
- あおばとマルシェ (9:00~17:00)定休日なし
- 湘南しらす直売所 大磯港ふじ丸
- あおばと食堂(2階レストラン)11:00-15:00 (水曜定休)
などが営業しています。
※営業時間等の最新情報は、各レストランの公式Instagramで確認できます。
今回は夕方の訪問だったため、多くの店舗は営業終了後。
館内を中心に軽く見学しましたが、港町らしい落ち着いた雰囲気がありました。

写真は別日に訪問した時の「湘南しらす 大磯港 ふじ丸」前には買い物の行列が出来ている
施設内には「湘南しらす直売所 大磯港ふじ丸」もあり、大磯港で水揚げされたしらすを販売している人気店として知られています。
営業時間は、
- 平日 9:30〜14:30
- 土日祝 9:30〜15:00
ですが、不漁や売り切れの場合は早めに営業終了することもあるそうです。
しらす漁や販売状況などの最新情報は「湘南しらす 大磯港 ふじ丸」 公式Instagramでも発信されています。
次回は時間を合わせて、実際にしらすも味わってみたいと思いました。
大磯港周辺は、海を眺めながら散歩するだけでも気持ちの良いエリア。
実は毎月第3日曜日には港周辺で「大磯市(おおいそいち)」も開催され、多くの人で賑わいます。
海辺の朝市や実際に訪れた様子は別記事で詳しくまとめています。
子どもと走る太平洋岸自転車道|大磯市と海を楽しむ親子サイクリング | はむじろう® の行けばわかるよ 観光地
デザイン灯台へ

照ヶ崎海岸の防波堤沿いを進むと、特徴的な白い灯台が見えてきます。
通称「デザイン灯台」。
白いタイル張りの外観と、縦書きの「OISO」のロゴが印象的で、青い海とのコントラストがとてもきれいです。
防波堤沿いを歩いて灯台へ向かうルートは開放感があり、散歩コースとしても人気があります。
ただし、灯台周辺は利用時間が決まっているため注意が必要です。
■デザイン灯台 利用時間
- 2月~4月・9月:8:30~17:00
- 5月~8月:8:30~18:00
- 10月~1月:8:30~16:00
時間外・天候の急変等により入口ゲートが閉まるため、夕方に訪れる場合は少し早めの行動がおすすめです。
灯台周辺は海に囲まれているため、風が強い日はかなり冷え込みます。
冬場の灯台周辺は想像以上に風が強く、体感温度が一気に下がりました。防寒対策をして行くと快適に散策できます。
ですが、その分景色は素晴らしく、
- 江の島
- 三浦半島
- 富士山
まで見渡せる日もあります。
特に冬場は空気が澄んでいるため、遠くまで景色が抜けて見えやすく、海沿いならではの開放感を味わえました。

新名所「結蛸(むすびたこ)」

写真は松本順先生の謝恩碑前に設置されていた「結蛸」。場所的にわかりにくかったので移設されてより目につきやすくなりました
2023年に設置された新スポット「結蛸」。
朱色のタコの足がハート形に結ばれたモニュメントで、海辺の景色の中でもひときわ目を引く存在です。
もともとは松本順先生の謝恩碑前に設置されていましたが、2025年12月8日に現在の「OISO CONNECT」前へ移設されました。
港周辺の散策途中にも立ち寄りやすくなり、大磯の新たなフォトスポットとして親しまれています。
タコの吸盤が“一度くっつくと離れない”ことにちなみ、
- 縁結び
- 家族の絆
- 願掛け
などの意味が込められています。

『願イフダ』には直接願いを書くことが出来ます
観光案内所で購入した『願イフダ』を実際に結んでみましたが、旅先で願いを書いて結ぶ時間は意外と記憶に残るものでした。
海を眺めながら静かに願い事を書く時間は、観光というより“小さな旅の思い出作り”に近い感覚だったように思います。
帝国陸軍軍医総監(初代)松本順の「謝恩碑」

照ヶ崎海岸の近くには、「湘南発祥の地」の石碑とともに、松本順の功績を称える「謝恩碑」が建てられています。
松本順は、明治時代に日本で初めて海水浴場を大磯・照ヶ崎に開設した人物。
当時の海水浴は、現在のようなレジャー目的ではなく“海で身体を癒やす療養”として広まりました。
温暖な気候と穏やかな海を持つ大磯は、療養地として理想的だったと言われています。
現在では湘南エリアを代表する海辺の文化も、こうした歴史の積み重ねから始まったのかもしれません。
また松本順は、日本の近代医学の発展にも大きく関わった人物として知られています。
さらに、一度は名前を聞いたことがある人も多い「正露丸」。
メーカーによって表記は異なりますが、日本医薬品製造社製『征露丸』のロゴマークにも松本順の肖像が使われています。
海水浴発祥の歴史だけでなく、日本の医療文化にも深く関わった人物だと知ると、この場所の見え方も少し変わってきます。
松本順の「謝恩碑」のすぐ先には、防波堤を挟んで照ヶ崎海岸が広がっています。
静かな海を眺めながら、大磯の海辺に残る歴史へ少し思いを巡らせてみるのも、この場所ならではの楽しみ方だと感じました。
照ヶ崎海岸|海水浴発祥の地
そして今回の目的地、照ヶ崎海岸へ。
現在は遊泳禁止ですが、ここが日本の海水浴発祥の地とされています。
浜辺は砂浜というより小石の海岸。
歩くと石が心地よい音を立て、波が引くたびに独特の響きが辺りに広がります。
湘南エリアの海岸は場所によってかなり混雑しますが、照ヶ崎海岸は比較的落ち着いていて、ゆっくり海を眺めることができました。
また、この海岸は「アオバト集団飛来地(神奈川県指定天然記念物)」としても知られています。
照ヶ崎海岸の突端にある岩礁には、丹沢山地から飛来したアオバトが群れでやって来て、岩場に溜まった海水を飲む珍しい姿を見ることができます。

写真中央付近の突端にある岩礁にアオバトが飛来する
アオバトの飛来シーズンは5月頃〜10月頃で、特に7〜8月がピーク。
観察しやすい時間帯は「日の出〜午前10時頃」や夕方とされ、早朝には多くのバードウォッチャーや写真愛好家が訪れるそうです。
海辺の景色だけでなく、自然観察のスポットとしても知られているのは、照ヶ崎海岸ならではの魅力かもしれません。
夕暮れの時間が特に美しい


訪れた日はちょうど日没の時間帯。
箱根の山へ沈んでいく夕日が、相模湾をゆっくり橙色へ染めていきます。
さらに空気が澄んだ日には富士山も見えます。
派手さはありません。
ですが、
「静かな海をただ眺める」
そんな時間を過ごしたくなる景色が、大磯には残っていました。
冬の照ヶ崎海岸は意外とおすすめ
冬の海というと寒い印象がありますが、
- 人が少ない
- 空気が澄んでいる
- 富士山が見えやすい
という魅力があります。
また、砂浜ではなく小石の浜辺なので、靴に砂が入りにくく歩きやすいのも印象的でした。
まとめ
今回歩いた大磯・照ヶ崎海岸。
そこには、一般的な“湘南”のイメージとは少し違う景色がありました。
にぎやかな観光地というより、
- 静かな海
- 穏やかな夕暮れ
- 歴史が残る町並み
をゆっくり楽しめる場所。
海を眺めながら静かに歩きたい人には、きっと相性の良い町だと思います。
もし次に湘南方面へ出かけるなら、少しだけ足を延ばして大磯を歩いてみてください。
きっと、いつもの海辺とは違う時間が流れているはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
照ヶ崎海岸/アクセス



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