※この記事はプロモーションを含みます
※本記事は実際の体験をもとに作成しています
前編では、日本で唯一のアプト式列車に乗り、千頭駅から奥大井湖上駅まで向かいました。
そして後編では、実際に駅周辺を歩きながら、
・湖上駅カフェ
・秘境ウォーク
・展望スポット
・帰り方
・グルメ情報
を中心に紹介します。
結論から言うと、奥大井湖上駅は「駅を見る場所」ではありません。
歩いて。
眺めて。
食べて。
楽しむ場所。
そんな体験型スポットでした。
今回のモデルコース
10:22 奥大井湖上駅着
10:30 湖上駅カフェ 晴耕雨読
11:15 秘境ウォーク開始
11:35 レインボーブリッジ展望所
11:56 湖上入口バス停
12:30 千頭駅
12:45 千頭駅周辺グルメ
【今回のモデルコースの注意点】
・階段が多い
・真夏はかなり暑い
・ベビーカーは厳しい
・歩行時間は想像より長め
・バス時刻確認必須
奥大井湖上駅に到着

千頭駅から約1時間。
赤い鉄橋を渡り終えると、ついに奥大井湖上駅へ到着です。
ホームに降りた瞬間に感じたのは、静けさ。
鳥の鳴き声。
風の音。
時々聞こえる列車音。
普段の駅ではまず感じられない空気があります。

周囲を見渡すと、あるのは山と湖。
商店街もありません。
住宅街もありません。
本当に自然だけ。
「秘境駅」と呼ばれる理由が、降りた瞬間によく分かりました。
奥大井湖上駅は、長島ダム建設によって生まれた接岨湖の湖畔に位置する無人駅。
ダム湖へ突き出すような地形に作られていて、赤い鉄橋に囲まれた独特な景観から、全国でも有数の秘境駅として知られています。

駅へアクセスできる公共交通機関は、今回乗車してきた大井川鐵道井川線のみ。
実際に来てみると、
「駅に来た」
というより、
「山奥へたどり着いた」
という感覚の方が近いかもしれません。
ホーム周辺には恋錠スポットやベンチもあり、まずは少し散策しながら空気感を味わうのがおすすめです。

真夏日でしたので、小さい子どもは特に日焼け止め・水分補給はしっかりしましょう
そして、この駅の本当の魅力はここから。
湖上カフェや展望スポットへ歩き始めると、奥大井湖上駅が“見る駅”ではなく“体験する駅”だと分かってきます。
奥大井湖上駅までの道のりも、この旅の大きな魅力でした。
日本唯一のアプト式列車や千頭駅からの乗車体験、途中のアプト連結シーンを詳しく知りたい方は、別記事の前編で詳しく紹介しています。
山岳地帯を走る日本で唯一のアプト式列車の旅をご紹介 【前編】 | はむじろう® の行けばわかるよ 観光地
湖上駅カフェ 晴耕雨読|ここが実質メインスポット

奥大井湖上駅へ来たら、ぜひ立ち寄ってほしい場所。
それが湖上駅カフェ 晴耕雨読です。
ホーム脇から続く階段を登ると、山小屋のようなログハウス風の建物が見えてきます。
駅に降りた直後は、
「秘境駅を見たし満足かな」
と思っていました。
ですが。
このカフェへ来て考えが変わりました。
奥大井湖上駅は、上から見て完成する景色でした。

写真は1階の無料休憩スペース。
建物は2階建て。
1階は無料休憩スペース。
2階は飲食利用者専用の有料エリア。
注文方法は1階レジで先払い方式。
番号札を受け取り、出来上がると呼び出されます。
休日は無料エリアに人が集まりやすく、特に窓際は混雑気味。
まずは席確保より先に注文がおすすめです。
建物の木のぬくもりと、山奥らしい静かな空気感。
ここは単なるカフェではなく、奥大井湖上駅を楽しむための展望スポットでもありました。
湖上駅カフェ2階有料エリア

正直に言うと、
最初は
「有料エリアにする必要あるかな?」
と思っていました。
結果。
絶対に上がった方がいいです。
2階席は屋外テラス中心。
席へ向かう途中から視界が一気に開けます。
目の前には、
赤い鉄橋。
エメラルドグリーンの湖。
奥大井湖上駅。
その全部が一望。
ホームから見る景色とは全然違いました。

特に印象的だったのが、列車が駅へ入ってくる瞬間。
小さなレトロ列車が山奥をゆっくり進む様子は、まるで旅番組のワンシーン。
時間がゆっくり流れているような感覚でした。
席数はそれほど多くないため、休日や連休は混雑しやすめ。
景色をゆっくり楽しみたいなら、早め利用がおすすめです。
「カフェ利用」というより、
展望台利用+食事付き
そんな感覚の場所でした。
蒼い湖上カレーを実食

今回のお目当て。
名物「蒼い湖上カレー」。
最初に見た感想。
「想像以上に青い。」
正直、味は少し不安でした。
ですが。
食べると普通に美味しい。
辛さは控えめ。
マイルド寄り。
辛い物が苦手でも食べやすい印象です。
そして何より映えます。
湖のエメラルドグリーンを再現したような色合いで、旅の記念感があります。
休日昼前の利用でしたが、注文待ちはそれほど長くなく比較的スムーズ。
ただし席数は限られるため、繁忙期は余裕を持った利用がおすすめです。
見た目だけでは終わらない。
ちゃんと美味しい観光グルメでした。
秘境ウォーク開始|レインボーブリッジ展望所へ

湖上駅カフェで休憩したら、次はいよいよ絶景スポットへ向かいます。
目的地は、奥大井湖上駅を上から見渡せる「レインボーブリッジ展望所」。
距離だけ見ると片道約20〜25分ほど。
ですが体感はもう少し長め。
理由は、階段とアップダウンが思った以上にあるからです。
まず歩き始めるのは、奥大井湖上駅ホーム脇。
線路沿いの遊歩道を井川方面へ進みます。

気分はスタンドバイミー
ここがまず楽しい。
赤い鉄橋のすぐ横。
普段絶対に歩けないような場所を歩いている感覚になります。

振り返ると、さっきまでいたホーム。
目の前にはエメラルドグリーン色した湖。
歩き始め数分で、
「もう十分絶景じゃない?」
と思うぐらい景色が良いです。
ですが、本番はここから。

トンネル横に現れる階段。
これが結構きつい。
案内板によると約128段。
夏場は汗が一気に吹き出します。
途中で振り返ると、
赤い鉄橋。
湖。
列車。
全部が少しずつ小さくなっていきます。
この振り返る時間が、疲れを忘れさせてくれました。
そして今回は3歳の子どもと一緒。
最初は鉄橋や列車を見て楽しそうに歩いていました。
ですが階段に入ると状況が変化。
途中から、
「だっこー!」
が始まります。
やはり3歳前後だと、この階段量は少し大変そう。
実際、抱っこしながら登る場面もありました。
その代わり、途中で見える列車や湖の景色は子どもにも印象的だったようで、
「電車きた!」
「みどりの湖!」
と終始楽しそう。
親側は少し大変ですが、子どもにとっては冒険感が強いルートだと思います。

階段を登り切ると細い遊歩道。
その後、一般道へ出ます。
ここまで来れば展望所までもう少し。
ただし最後まで油断は禁物です。
【実際歩いて感じた注意点】
・歩きやすい靴推奨
・真夏は飲み物必須
・帽子推奨
・虫除けあると安心
・雨の日は滑りやすい
・ベビーカーは厳しい
・抱っこ紐あると安心
・階段で想像以上に体力使う
特に3歳前後なら、
軽量抱っこ紐はかなりおすすめ。
湖周辺だから涼しいと思っていましたが、真夏はかなり暑いです。
ですが。
歩いた人だけ見られる景色があります。
展望所へ向かう道そのものが、奥大井湖上駅観光の一部でした。
レインボーブリッジ展望所

展望台スポットには撮影している人がチラホラ。横スペースにゆとりがあるので自分の好きな撮影スポットを見つけてね
歩き始めて約20分。
階段を登り、遊歩道を抜けると、ようやく目的地のレインボーブリッジ展望所へ到着です。
正直。
最初の感想は、
「思ったより高い場所まで来たな…」
でした。
ですが。

景色を見た瞬間、疲れが少し飛びました。
目の前には、
赤い鉄橋。
エメラルドグリーン色の湖。
山々。
そして小さく見える奥大井湖上駅。
ここで初めて、
「こんな場所に駅があったのか」
と実感します。
ホームから見る景色とは別物。
奥大井湖上駅の全体像がようやく分かる場所でした。
そしてここは、家族全員で来て良かった場所でもあります。
3歳の子どもは展望所へ着くまでは、
「まだー?」
「つかれたー」
と言っていました。
ですが景色を見ると、
「でんしゃちいさい!」
「みどり!」
と急に元気。
赤い橋を指差したり、列車を探したり。
親が想像していた以上に楽しそうでした。

ただし、小さな子連れは注意も必要。
ここはいわゆる展望施設ではありません。
車道沿いの撮影スポットです。
そのため、
・車通過に注意
・子どもの飛び出し注意
・足元注意
・写真撮影中の転倒注意
この辺は気を付けたいところ。
(※今回滞在中には一度も車が通りませんでした)
ベンチや東屋も無いため、長時間滞在よりは景色を楽しみながら休憩するイメージです。
実際に家族で来て感じたのは、
「展望所だけが目的ではなく、ここまで歩いた時間込みで価値がある場所」
ということ。
疲れました。
暑かったです。
でも、家族で一緒に歩いたからこそ、この景色がより印象に残りました。
撮影するなら、列車通過タイミングを少し待つのもおすすめ。
赤い橋を渡る列車が入ると、さらに奥大井湖上駅らしい景色になります。
帰りはバス利用がおすすめ 「閑蔵線バス 令和8年4月1日より廃止」
帰りは井川線利用を前提に計画がおすすめ
以前は展望所近くの湖上入口バス停から千頭方面へ戻る方法もありましたが、閑蔵線バスは令和8年4月1日より廃止となりました。
そのため現在は、奥大井湖上駅へ戻り、井川線を利用する前提で計画を立てるのがおすすめです。
井川線は本数が少ないため、展望所へ向かう前に帰りの列車時間を確認しておくと安心。
乗り遅れると待ち時間が長くなる場合もあるため、時間には少し余裕を持った行動がおすすめです。
井川線の運行状況、時刻表などの最新情報は、大井川鐵道公式ホームページで確認できます。
奥大井エリアは想像以上に移動時間がかかります。
特に子連れや夏場は、無理に帰宅せず千頭駅周辺や温泉地で1泊する方がかなり楽でした。
時間を気にせず景色を楽しみたい方は、宿泊も検討してみてください。
※湖上入口~千頭駅までの閑蔵線バス乗車は2024年8月訪問時の体験です

バスで千頭駅まで帰る予定なら時間配分は慎重に
帰り方は2択。
・来た道を戻り列車利用
・路線バス利用
おすすめはバス。
理由は景色が変わるから。
展望所近くの湖上入口バス停から千頭方面へ戻れます。
特に真夏。
歩き疲れた後の冷房バス。
最高でした。

ただし本数は一日1本と少なめ。
乗り遅れると待ち時間が長くなる可能性があります。
展望所へ向かう前に、必ず時刻表確認がおすすめです。
千頭駅で締めグルメ
千頭駅へ戻ったら旅の締め。
駅周辺は飲食店が多いエリアではないため、営業している人気店は比較的混雑しやすい印象でした。

ダムカード付きの長島ダムカレー大盛り1,600円。
今回はダムカレーが人気のお店へ。
秘境ウォークで歩き。
汗をかき。
階段を登り。
絶景を見た後。
このタイミングで食べるご飯は格別です。
特に印象的だったのは、観光地グルメというより、
「歩いた後の達成感込みで美味しい」
という感覚。
昼食時間帯は混雑しやすいため、少し早め行動がおすすめです。
帰りの列車や車移動前に、少し休憩を兼ねて立ち寄ると、旅の締めとしてちょうど良いと思います。
子ども連れ(3歳前後)で感じた注意点
実際に歩いて感じた結論。
3歳前後でも十分楽しめます。
ただし準備は重要。
【良かった点】
・列車が見える
・橋が楽しい
・景色変化が多い
・冒険感が強い
・親子で達成感を共有できる
【注意点】
・階段がかなり多い
・ベビーカーは厳しい
・抱っこ要求増える
・暑さ対策必須
・飲み物多め推奨
特に展望所まで歩く場合。
軽量抱っこ紐はかなり便利でした。
そして帽子は必須。
小さい子は想像以上に体力を使います。
正直、親側は結構疲れます。
ですが。
列車を探したり。
湖を見て驚いたり。
赤い橋を指差したり。
子どもの反応を見ると、連れてきて良かったと思えました。
「観光地を巡る」
というより、
親子で一緒に冒険する場所。
そんな感覚が近いと思います。
旅行に出かける前に、必要な物をそろえて準備をしておくと安心です。
まとめ
奥大井湖上駅は、ただ駅を見に行く場所ではありませんでした。
レトロ列車に乗り。
湖上カフェで休憩し。
階段を登り。
汗をかきながら歩き。
最後に絶景を見る。
その全部がひとつの体験でした。
正直、子連れだと少し大変です。
ですが、その分、家族で歩いた時間そのものが思い出になります。
観光地というより、
家族で冒険した場所。
そんな感覚が近いかもしれません。
少し大変。
でも、それ以上に印象に残る旅でした。
次回はさらに奥地へ。
接岨峡温泉、井川ダム、廃線小路を巡る秘境旅へ続きます。
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