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山岳地帯を走る日本で唯一のアプト式列車の旅をご紹介 【前編】

井川線アプト式列車

静岡県の山あいにある川根本町は、大井川上流部に位置し町の90%程が森林という自然豊かなエリア。

銘茶「川根茶」の産地であり、接阻峡・寸又峡温泉日本唯一のアプト式鉄道がある井川線など観光資源が豊かな場所でも有名である。
そして大井川を縫うように掛かっている個性豊かな吊り橋も見どころの一つです。

その中で今回ご紹介するのは、大井川鐵道井川線に乗って「千頭駅」からダム湖に浮かぶ秘境駅「奥大井湖上駅」までの絶景ポイントを目指します。

前編、後編の2部作構成
前編では「千頭駅」→「奥大井湖上駅」までの井川線レトロ列車旅をご紹介。
後編では「奥大井湖上駅」→「千頭駅」までの奥大井湖上駅グルメと絶景スポットをご紹介。

主な見どころ
【前編】山あいの渓谷を走る日本で唯一のアプト式列車。レトロな列車でタイムスリップ!
【後編】ダム湖に浮かぶ絶景の孤島にある秘境の奥大井湖上駅。駅なのに到達困難な場所。。。まさに秘境!

全行程5時間
08:50
音戯の郷
09:00
千頭駅
09:57
アプトいちしろ駅
10:08
長島ダム駅
10:22
奥大井湖上駅
10:30
湖上駅カフェ 晴耕雨読(せいこううどく)
11:35
レインボーブリッジ展望所
11:56
閑蔵線バス停 湖上入口(千頭駅方面)
12:30
千頭駅
12:45
cafeうえまる
13:40
SL資料館

今回記事の出発地点である井川線「千頭駅」までは車で向かいました。
千頭駅前には道の駅「音戯の郷」があり、ここで車を駐車し観光の拠点としたいと思います。

目次

音戯の郷 08:50

〒428-0411 静岡県榛原郡川根本町千頭1217-2
営業時間10:00~16:30
休刊日 毎週火曜
入館料 大人500円
駐車場 あり

詳細は↓
※外部サイトへリンク音戯の郷公式ホームページ

音をテーマにした体験型ミュージアム道の駅。
千頭駅前にあり、駐車場も結構な広さを完備している。

道の駅オープン前ですが、駐車場は開いているみたい。
警備員の指示に従い空いている場所に駐車。

音戯の郷駐車場入口

(画像は音戯の郷駐車場入口。奥行きがある駐車場。)

臨時駐車場の案内

(画像は臨時駐車場の案内。満車状態の場合は臨時駐車場利用できるみたいですよ。)

大井川鐵道
今回乗車する大井川鐵道はSL、私鉄を引退した車両、トーマス号、アプト式列車などの観光列車を運転している静岡県の鉄道会社。
そして現在運行している大井川本線(金谷駅→川根温泉笹間渡駅)、井川線(千頭駅→井川駅)の2路線に分かれています。
普段慣れ親しんだ列車とは違う、そしてどこか懐かしいさを感じるレトロ調の雰囲気の列車が運行している珍しい路線。

千頭駅 09:00‐09:15(出発)

出発10分前に到着!
始発ということもあり、駅前は閑散としている様子。

アーチ状屋根の千頭駅

(画像は千頭駅。立派な造りの駅舎。)

千頭駅前広場

(画像は千頭駅前広場。中央に見えるカラフルなパラソルが海を連想させる。)

出発まであまり時間がないので、ちょい急ぎ足で切符を買い列車に乗り込むぞー!
千頭駅から目的地の奥大井湖上駅までの切符(720円)を購入。。。ん?切符の肌触りが何か違う感触。
第一印象はカタイ!!現物の切符って新鮮でテンション上がりますね♪

大井川鐵道の硬券乗車券

(画像は硬券乗車券。今では珍しい切符。見たことない人もいるのでは?)

改札ゲート

(画像は改札口。ちなみに、入場券150円を買えば中に入れるよ。)

SL列車柄の撮影パネル

(画像は改札内の撮影スポット。改札入ってすぐ脇にあり見落としやすい!記念に撮影してみてね。)

ゆるキャン△等身大パネル

(画像は千頭駅改札内。ゆるキャン△シーズン3登場のキャラたちがお出迎え!)

ラフな服装の土岐綾乃アクリルスタンド

(画像はゆるキャン△土岐綾乃のアクリルスタンド。仲良く3人(各務原なでしこ、志摩リン、土岐綾乃)とも千頭駅売店で販売してましたよ。)

ホームには、赤色に白地のラインが特徴の井川線がすでに停車している!
15分前ぐらいですが、ほぼ空席状態。

千頭駅ホームに停車中の井川線

(画像はホームに停車中の井川線。天気が良いので赤い車両が映える!)

赤に白地のライン列車の井川線

(画像は井川線。〝各務原なでしこ〟がお出迎え!)

ホーム屋根下にあるアナログ出発時刻掲示板

(画像はホームの掲示板。今では珍しいアナログ!懐かしさを感じる。)

あれ?あまり人気がないのかなと思いきや、、、出発5分前にもなると人が次から次へと乗車。あっという間に満席状態。

ここで井川線車両内を少しご紹介!
車両によって多少違いがあるが、今回乗車した車両は4人掛けのボックス席、一人掛け席が中心の座席です。
レトロな見た目通り、エアコン・扇風機の空調類の快適機器が皆無!空調管理は窓を全開に開けて自然換気式。そして赤を基調としたシートもいい味出してます。
狭い山岳地帯を走る列車ですので、横幅・天井も低め。JR東海道線などと比べると一回り小さく感じますよ。

年季が入った赤色モケット生地のシート

(画像は井川線スロフ 300形。まるで博物館にある列車内みたい。)

そんな旅の雰囲気を盛り上げてくれるレトロな列車に乗って、奥大井湖上駅まで乗車していきますよ!
井川線、いよいよ出発!

大井川と新緑の山々

(画像は車窓からの景色。大井川方面が開けて気分が良い!)

トンネルを通過する井川線

(画像は車窓からの景色。トンネルが思ったより小さいので、列車との距離が近い!)

山林を走る井川線

(画像は車窓からの景色。山岳地帯を走る!)

大井川沿いに走る井川線

(画像は車窓からの景色。エメラルドグリーン色をした大井川と赤い鉄橋。)

アプトいちしろ駅 09:57

丸パイプフレームのアプトいちしろ駅標識

(画像はアプトいちしろ駅。海抜396m、結構標高が高いみたい。)

今回乗車している井川線は、見どころがある駅がいくつかあり、その中の一つが、今停車している「アプトいちしろ駅」

アプトいちしろ駅から次の停車駅長島ダム駅までは、日本の鉄道路線で最も急勾配な登りが続きます。
そこで急勾配な上り下りをする為にここで 列車にアプト式電気機関車を連結作業をします。
要は、急勾配を走れない通常の列車を押してくれる列車。

アプト式って何?の簡単な説明
アプト式とは、カール・ロマン・アプトさんが発明した、急勾配を上るための鉄道システム(ラック式鉄道)の一種です。
現在日本でこのアプト式列車に乗ることができるのは、大井川鐵道の南アルプスあぷとラインだけです。
※大井川鐵道公式ホームページより一部抜粋

ここでの一番の見どころは、列車にアプト式電気機関車を連結作業を実際に見学できます。
時間があれば是非、一度ホームに降りて連結作業を見てみては!?ここでしか見られない為一見の価値あり!

因みに、お手洗い近い人!ホームにお手洗いありますよ。

アプト式電気機関車の連結作業風景

(画像はアプト式電気機関車を連結作業。車掌さんの掛け声でうまく連結出来たみたい。)

アプト式電気機関車の下回り

(画像はアプト式電気機関車の下回り。)

アプトいちしろ駅ホームに停車中の井川線

(画像はホーム。連結作業が終わったら、速やかに座席に戻ります。)

次の長島ダム駅までアプトさんお願いしますね。

渓谷沿いをはしるアプト式機関車

(画像はアプト式機関車でぐんぐん急勾配を登っていく様子。)

大井川にある長島ダム

(画像は長島ダム。山あいにコンクリート造りのダムが出現!)

山あいにある長島ダム

(画像は長島ダム。脇から小さく放水しているのかな。)

運行中のアプト式電気機関車の井川線

(画像は列車の最後尾にアプト式電気機関車が見える。頭一つ抜けてる赤白半分のツートンカラー!分かりづらいかな💦)

長島ダム駅 10:08

丸パイプフレームのア長島ダム駅標識

(画像は長島ダム駅。)

長島ダム
高さ109メートル、幅308メートル、貯水量7,800万立方メートルの多目的ダム。

事前予約性ですが、ダム内部を見学できるみたいです。
詳細は↓公式ホームページで確認してみてくださいね。
※外部サイトへリンク長島ダム公式ホームページ

ここでアプト式アプト式電気機関車とお別れ~~~。

大井川に掛かる赤色の鉄橋

(画像は奥大井湖上駅手前の赤い鉄橋。この鉄橋を渡ると秘境駅に到着しますよ。)

奥大井湖上駅 10:22

黄色看板の奥大井湖上駅ホームにある中部の駅百選看板

(画像は奥大井湖上駅。中部の駅百選。)

千頭駅から約1時間。ようやく目的の下車駅に到着!

前編はここで終了です。
後編からは奥大井湖上駅周辺のグルメ、絶景スポットをご紹介しますねお楽しみに!

まとめ

前編では「千頭駅」→「奥大井湖上駅」までの井川線レトロ列車旅をご紹介してきました。

普段見慣れない山岳列車の井川線。レトロな列車である為、現在の列車に乗ってもあまり感じることが出来ない、鉄のきしむ音、車輪のすれる音、五感で感じるにおいや景色など、不便でうるさく感じるが、鉄の機械に乗っている感は何よりも強く感じる列車旅でした。

今後何年、何十年運行しているか分かりませんが、現役で運行しているうちに乗車したことない人はぜひ足を運んでみてください。
昔の列車を博物館で見るより、現役で運行している列車に乗れる体験出来るのは、今しかないかもしれませんよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

井川線アプト式列車

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この記事を書いた人

はむじろうのアバター はむじろう 一人広報者

家族で湘南暮らし。
普段は家業の商売をしています。

『行けば分かるよ観光地』をテーマに、
神奈川県を中心におすすめの観光地をご紹介するブログです。

横浜生まれ湘南育ちの『はむじろう』が
アウトドアメーカー勤務の経験を活かし、
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