山梨県身延町の山間にある古くから湯治湯として有名な下部温泉。令和の時代にまるで、タイムスリップした様なノスタルジックの雰囲気が残る温泉街として現代に至ります。
温泉の歴史は古く、約1200年前に源泉が湧いたとされていて、戦国時代には武田信玄の隠し湯、江戸時代には湯治湯に利用されてきました。
さらには2006年(平成18年)に源泉掘削を行った結果、2本目となる新源泉「しもべ奥の湯高温源泉」湧出されています。
今回は下部温泉にのんびり1泊してきましたので、温泉街のノスタルジックな雰囲気、観光、日帰り温泉などを『前編』『後編』の2部作でご紹介したいと思います
道の駅「しもべ」
〒409-3106
山梨県南巨摩郡身延町古関4321
下部農村文化公園内にある道の駅。
(画像は下部農村文化公園案内図。)
園内の施設エリアごとに分かれていて、
・身延町の物産展を販売している「ふるさと振興館」
・ゆるキャン△とコラボした「キャンプサイト」「バーベキューサイト」
・ジビエ(鹿肉)料理など提供している「お食事処」
など他にも園内を散策できます。
アニメゆるキャン△ファンならたまらなく良いところでおすすめ!特にふるさと振興館にはゆるキャン△グッズも多数取り揃えていました。
(画像は購入したゆるキャン△グッズ。おすすめはTシャツ!デザインが良くファンでなくても日常使い出来そう!)
(画像はふるさと振興館。物産展の半分ぐらいはゆるキャン△グッズであふれていましたよ)
(画像はお食事処。本日の営業は終了していました。。。古民家風で雰囲気が良さそう!)
(画像はバーベキューサイト。屋根と椅子があり使い勝手が良さそう。)
(画像はまたきて橋。表現がストレートでまた来たくなる橋。)
(画像は園内を流れている常葉川。川のせせらぎが心地よい。)
※外部サイトへリンク道の駅しもべ公式ホームページ
ここから国道300号線で山を下り、本日宿泊する下部温泉方面へ行ってきます!
下部温泉 相模屋旅館
〒409-2942
山梨県南巨摩郡身延町下部997
JR下部温泉駅から県道415号(湯之奥上之平線)山沿いをバイクで数分走り、温泉街の入口付近にある。
本日1泊でお世話になる宿。
少しドキドキしながら入口はいると、感じが良い女将さんがお出迎え。
(画像は相模屋旅館。透明ガラスの引き戸は、令和の時代では珍しくあまり見かけないなぁ。)
昭和レトロな外観で、館内も同様に歴史を感じる建物。一歩館内に入ると時が止まったかのような雰囲気で、まるで田舎に帰省した時に感じる居心地がいい素敵な宿。
客室は2階にあり、急な階段を上がります。
現在は経年劣化で古さを感じますが、新築当時はかなり良い部屋であったであろう造り。
(画像は宿泊部屋。一人で宿泊するには贅沢な広さで、8畳ぐらいある。居心地マジサイコー!!)
(画像は縁側。旅館の部屋といったら縁側!好きな人も多いのでは?赤茶ソファーのステッチ良い味出てる!)
(画像は縁側から見える下部川。川のせせらぎの音。。。)
お風呂は地下にあり、男女別。
床、壁にカラフルなタイルが散りばめられていて、昭和の時代によく見たお風呂の風景。
湯舟は熱い湯とぬる湯の2層に分かれて、一つの湯舟に大人3~4人は入れるぐらいの広さ。
湯はアルカリ単純硫黄温泉で循環式。ですが湯舟からかなりの量のオーバーフローがあるため、温泉の鮮度は良いですよ!
ただしシャワーが1台しか使用できないので、先客がいたら時間をずらした方が賢明かな💦
(画像はお風呂。今の時代この古さもあえていい味出してます。)
食事は部屋食。時間になると配膳されます。
品数は七品と豪華!味付けは家庭的で美味しくいただきました。旅館の料理って普段よりも美味しく感じますよね!
(画像は夕食。部屋食なので一人でゆっくり食べるには最高ですよ。)
(画像はご飯のおひつ。量はモリモリ2合ぐらいあり、美味しくてすべて食べきりましたよ(^^♪)
食後に温泉街の散歩。
他に宿泊客がいない、、、と思うぐらい静か。この静けさが心地よい雰囲気を出してますよ。まるで世界で一人だけって感覚に。
(画像は温泉街夜の散歩。この静けさが異世界に来た気分になります。)
(画像は夜の散歩中に見かけた雰囲気の良いお宿。街灯がしっかりあるので、意外に明るく歩きやすい。)
朝風呂に入ったせいか、朝もしっかり腹が減る。品数は五品と申し分ない。
因みに朝食もおひつ2合分ぐらいご飯があるが、、、ペロリと食べきりましたよ。
(画像は朝食。朝食の定番料理が並ぶ。)
ここ下部温泉は湯治湯として有名で、訪れた人が祈願、治療の感謝の意をささげる神社として、熊野神社が温泉街の中心部に鎮座しています。
朝食後の散策で行ってみようと思います。
(画像は付近で営業している唯一の自動販売機。喜久屋旅館と橋本屋旅館の間にある。)
ここで初めて気づいたんですが、スタンプラリーらしき物を発見!
場所は橋本屋旅館の目の前の橋にあります。
経年劣化で朽ち果てかけている箱をおそるおそる開けると、、、スタンプが無造作に置いてありました。
スタンプラリーをコンプリートしたい方は、朱肉持参した方がよさそう(朱肉おいてなかった笑)
(画像は鳥小屋みたいなスタンプラリー。目印は赤いポスト横。)
熊野神社
温泉街中心の山の中腹に鎮座。
約1200年前の甲斐の国主、藤原正信公が建立。長年の風化により戦国武田二十四将の一人、下山城主穴山梅雪によって再建されたものが現在の社殿。
湯治客の療養祈願の参拝として絶えず訪れる人がいるみたいです。
源泉館の脇にある朱色の鳥居が熊野神社入口。相模屋旅館から歩いて5分ほどで到着。
ここから山の中腹にある社殿まで、歩いて登っていきますよ。
(画像は熊野神社鳥居。ここから見ると鳥居の先が異世界に通じているみたい。)
(画像は鳥居の先の路地。先が見えない細い路地を歩くと、ちょっとドキドキと不安な気持ちになる。)
(画像は年期が入った鳥居。ここから先は本殿へと向かう急勾配の階段が続きます。)
(画像は登りの石段。石段の奥行きがあまりないので少し登りにくい。)
(画像は熊野神社社殿。周囲には人気がなくピーンと張りつめた空気感が漂う境内。)
(画像は熊野神社社殿。社殿の周囲にはびっしり落書き?の様な祈願成就。あまり見栄えが良くないような。。。)
(画像は神楽殿。歴史を感じますね。)
スタンプ発見!興味がある方はスタンプラリーをしてみては。
(画像は熊野神社スタンプラリー。)
(画像は熊野神社スタンプ。結構なゴミが詰まっているみたい。。。)
(画像は物見台方面の道。現在は通行止め。大すべり台が気になりますが、多分復旧することはなさそうな雰囲気。)
(画像は熊野神社からの帰り道。行と違う道で帰りました。)
(画像は下部温泉街。熊野神社から宿へ帰る際、お店の開店時間なのかシャッターが開く。)
お世話になった相模屋旅館を後にし、下部温泉のさらに奥地にある重要文化財門西家住宅方面までを探索したいと思います。
まとめ
前編では下部温泉街のノスタルジックな雰囲気、昭和レトロな雰囲気の宿、湯権現として湯治客の参拝が絶えず訪れるとされる神社を中心にお伝えしてきました。
道の駅「しもべ」
ゆるキャン△ファンなら特に寄る価値がある場所。
道の駅全体が、ゆるキャン△推しがすごく、コアなファンも満足できるぐらいのグッズが充実していましたよ!
相模屋旅館
昭和レトロな雰囲気が色濃く残る温泉旅館。
好き嫌いが分かれそうな旅館で、最新の設備や接客など望む人はちょっと不向きかも。。。
一人旅や静かに過ごしのんびり温泉つかりたい人などは、本当におすすめの宿で、旅館というより実家に帰省した懐かしさを感じる旅館。
熊野神社
温泉街の散策としては丁度よい距離感。
社殿まで急勾配の階段を登りますが、5分~10分程で登りきることが出来、気軽に参拝できるのが良いポイント!
次回『後編』では、下部温泉の観光名所、日帰り温泉を中心にお伝えします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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