静岡県川根本町にある山深いエリア寸又峡のご紹介です。
寸又峡は大井川の支流にある渓谷で、春夏はハイキング・秋には紅葉とほぼ通年通して楽しめ、特にハイキングコースにある夢の吊り橋は、全長約90mを渡ることができる人気スポットとして知られています。
そして寸又峡にはいくつかのハイキングコースがあり、今回はその中で「寸又峡プロムナードコース」を歩いてきました。
全行程90分程(モデルコース行程時間)と少し長めなコースになりますが、寸又峡の見どころがギュっと詰まったおすすめなハイキングコースとなっています。
ハイキングコースの【前編】では、寸又峡温泉街・天子トンネルを中心にご紹介。
【後編】では、夢の吊り橋・飛龍橋を中心に全2部作でご紹介していきますのでお楽しみに!
第3駐車場 11:10
住所:〒428-0411 静岡県榛原郡川根本町千頭270-3
今回ご紹介する寸又峡ハイキングの拠点となる駐車場。
寸又峡観光の駐車場は、第1駐車場から第3駐車場まである。
(画像は第3駐車場。左側の建物はトイレ。)
寸又峡観光で一番便利な駐車場は第3駐車場なので、空いてれば手前の第1~第2駐車場に駐車せず、なるべく第3駐車場を利用した方が楽ちん。
今回週末で2~3割駐車スペースが空いていたので、大型連休以外は第3駐車場で問題なさそう。
(画像は寸又峡ハイキングマップ。駐車場内にある観光案内所付近に設置されている。)
寸又峡ハイキングコースは主に3コースの設定があります。
・寸又峡プロムナードコース←今回はこちらをご紹介!
・グリーンシャワーロード
・外森山ハイキングコース
※外部サイト静岡県川根本町公式ホームページへリンク
http://www.town.kawanehon.shizuoka.jp
公共交通機関ではバスが千頭駅↔寸又峡温泉の区間で運行していますよ!
細い山道の運転が苦手の人は、バスも選択肢の一つとして考えてもよさそう。
バスの運行状況の詳細は、外部サイトで確認してみてくださいね。
※外部サイトへリンク(大井川鐵道公式ホームページ)
https://daitetsu.jp/
(画像は第3駐車場内にある大鉄バス停。1日6本運行しているみたい。)
(画像は第3駐車場内にある大鉄バス停。屋根付きなので雨でも心配ない。)
寸又峡温泉街 11:15
第3駐車場から人気ハイキングコースの『寸又峡プロムナードコース』を目指してスタート!
寸又峡温泉街を歩いて行きますよ。
(画像は翠紅苑。第3駐車場を出てすぐ右側にあります。)
(画像はししおどし。人おどし?!)
(画像は鉄筋。楽譜があるのでカエルの歌を奏でることが出来る!)
(画像は分かれ道。どちらに行っても合流しますよ。今回は右を選択。)
(画像は本日2ヶ所目の鉄筋。こういう遊び心があるのがイイね!いい湯だなを奏でることが出来る!)
(画像は突き当り。案内板の夢の吊り橋方面の右側に行きましょう。)
(画像は食事処紅竹。雰囲気が良さげなそば屋。)
(画像はカモシカのオブジェ。寸又峡温泉の写真映えスポット!)
(画像はカモシカのオブジェ横にある寸又峡温泉。ぬるぬる感がある少し熱めの温泉。)
カモシカのオブジェぐらいが宿泊施設がある温泉街。
この辺りから食事処、お土産店がありにぎやかに!
寸又峡温泉街にはお店がこの辺りに集中しているので、もしお土産など買い物予定の人はここで買い物した方が良さそう。
(画像は趣がある建物の食事処。そば・うどん・ラムネ・ところてんなど夏に合いそうな物があるみたい!)
(画像は定番の顔はめ。美女限定かな?)
(画像は一般車輛通行止めゲート。寸又峡プロムナードコースのスタート地点。)
寸又峡プロムナードコース 11:30
黄色いゲートのここから寸又峡ハイキングコースの一つ「寸又峡プロムナードコース」が本格的にスタートする地点!
寸又峡温泉街と違いここから先は足場が悪いヶ所や飲食店もないためしっかり準備してから行きましょう。
最低限必要な装備
行動食(カロリーメイトなど)
飲み物(1人500ml以上)
折り畳み傘(急に天候が変わった場合)
歩きやすい靴(足場が悪いヶ所がある為)
(画像はハイキングコース。新緑がきれい。)
(画像はハイキングコース。崖崩れのあとかな。。。結構大きめな石💦)
(画像は天子の香和家。要は公衆トイレ。ある時に行っときましょう。)
何やら前方にトンネルが見えてきました。
(画像は天子トンネル。)
天子トンネル 11:50
天子トンネルと鬼の風のお話
正面の山は昔より天子と呼ばれています。
右側は松枯と呼ばれる絶壁になっており、長さ210mのこのトンネルができるまでは、この山を迂回した道を通っていました。
冬になると寸又川上流より、天子の鬼の風(龍神の風)と呼ばれる冷たい風が吹き抜け、この風にふれると無病・息災がかなえられると伝えられております。
※出典元:現地説明書きから一部抜粋
(画像は天子トンネル入り口。)
(画像は天子トンネル入り口。当時の迂回路の名残らしき道がある。)
天子トンネルの迂回路方面を見ると、現代より設備が脆弱な為、当時の山越えは命がけなのがよくわかる!
トンネルが開通したことによって、どれだけの恩恵があるか計り知れない事を噛みしめ先人達に感謝。
トンネルに入ると体感マイナス2~3℃ぐらい下がる感じ。
前から風が抜けてくる感じで、先ほどの現地説明書きにある鬼の風のようなご利益がありそう。
(画像は天子トンネル内。遠くに出口が見える。)
(画像は天子トンネル内。思ったより広く明るく歩きやすい。所々の水たまりに注意。)
天子の湧水☜おすすめスポット
天子トンネルを抜けるとある飲める天然の水「天子の湧水」!
一見排水管から出ているただの水と思いきや。。。何とそのまま飲めるんです👀
案内板も控えめで、気にしなければそのまま見過ごしてしまうような。。。周りの景色に溶け込んでいる湧水。見た目は少しアレな感じはしますが、煮沸せず飲める貴重な天然水!!ぜひ飲んでみてください本当に美味しくてすすめですよ!
ひしゃくもあり、溢れんばかりの湧水が流れています。ハイキングの水分補給にぜひ活用してみてください!
(画像は天子の湧水。トンネル出たら唐突にあります。なかなかのワイルドさ!)
(画像は天子の湧水。排水管から物凄い勢いで出ている湧水。この後浴びるように飲んだがおなかの調子異常なし!)
天子トンネルを抜けるとすぐにある分かれ道。
夢の吊り橋を渡る方は、右側へ行きましょう!
(画像はハイキングコース分かれ道。)
(画像は夢の吊り橋への案内板。日によって通行規制があるのかな?)
(画像は夢の吊り橋へ向かう人への注意喚起。自身の体力と相談してから行きましょう!)
(画像はハイキングコース。ヘアピンカーブ!)
ここからは、谷沿いに入るので高低差があるくだりが続く。
滑り止めがある階段ですが、スチール製なので足元が滑りやすく(特に雨、早朝など)注意が必要ですよ。
(画像はハイキングコース。崖みたいなところに階段入口!)
(画像はハイキングコース。急な階段が続く。下を見るとちょっと怖いかも。)
(画像はハイキングコース。階段下り終わると夢の吊り橋まで200m!もう少しガンバ。)
(画像はハイキングコース。夢の吊り橋までのこり50m!なんか見えてきた。)
(画像はハイキングコース。夢の吊り橋が目の前に!!)
(画像はハイキングコース。プロムナードコースの現在地確認。)
前編は、夢の吊り橋手前で終わりになります。
次回の後編では、夢の吊り橋を渡り「寸又峡プロムナードコース」の核心部をご紹介しますのでお楽しみに!
まとめ
前編は、寸又峡温泉街から天子トンネルまでご紹介してきした。
第3駐車場
寸又峡温泉街の玄関口。第1~3までの駐車場があり日帰り観光で利用できる便利な駐車場。
アクセスは基本自家用車になると思いますが、千頭駅からも一日数本バスも運行しています。
千頭駅からの道のりは、細い山道が続くので運転には注意が必要ですよ。
寸又峡温泉街
山あいにある温泉街ですので、人で混雑してなくゆっくりとした時間を過ごせます。
お土産、食事などの用事がある方は、温泉街の奥(寸又峡プロムナードコース入口)までいかないとあまりありません。
今回は行けませんでしたが日帰り温泉は各旅館で営業しているので、ハイキングの後にお時間がある方ぜひ美女づくりの湯と言われがある寸又峡温泉で疲れを癒してみるのもいいですよ!
※外部サイト夢のつり橋 寸又峡温泉公式ホームページ
https://yumenotsuribashi-sumatakyo.com/
天子トンネル
天子トンネル
日中のトンネル内は薄暗いが、懐中電灯がなくても問題なく歩けるレベル。
山からの湧水が豊富なため、所々に水たまりがあり足濡れに注意。
天子の湧水☜おすすめスポット!
トンネル付近ではきれいな湧水が豊富に流れていて、天然のマイナスイオン全身に感じられるエリア。
その湧水の一つが今回ご紹介した「天子の湧水」でハイキングの往復の水分補給に大変助かる。
工事で使うような配管から勢いよく出ている天然の湧水がワイルド感をさをさらに爆上!良ければぜひ飲用してみてください。ハイキングで疲れた体に染み渡る美味しさでしたよ。
後編では夢の吊り橋、飛龍橋を中心にお伝えしますのでお楽しみに!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
後編は夢の吊り橋からのご紹介ですよ!お楽しみに
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